おはようございます。
本日一番気になったニュースは、一面の「教育贈与の非課税を延長」です。

最初なんのことやら分からなかったのですが、祖父母が孫に資金を送った場合の課税がかからない制度のようです。
先日の「子どもNISA」とあわせて考えるとお金の流れをどのようにしようとしているのかが見えてきて興味深いですね。

参照:(2014/7/13)2016年にも「子どもNISA」が創設か。

 

「教育贈与の非課税延長」概要

元々の目的が「高齢者に偏る金融資産の移転」って書いてますねw

内容としては祖父母が孫に教育資金を贈った場合、500万円まで贈与税がかからない制度を延長するというもの。
元々はその制度が2015年末までとされていたのですがそこを2〜3年延長するとのことです。

 

贈与税とは

単語は聞くけどそういえば意味をあまりよく分かっていなかったなという言葉。

生きている人(個人)から財産をもらった際にかかる税金のこと。
贈与額が年110万円までなら基礎控除の対象になり課税されない。

細かい分類は国税庁の公式サイトに掲載。
贈与税|タックスアンサー|国税庁

今回の件では高齢者が500万円までの資産移転を非課税、というケースを延長するとのことなので元々の法令からするとかなりイレギュラーですね。
あと、既にこの法令はあると思うのだけども国税庁のサイトのどの部分に掲載されているのかがイマイチ分かってないですw

 

感想

前回の子どもNISAと合わせてみると、割と露骨というかなんというかw

ただ一方で日本全体のお金の分配を見ていると、所得の伸び悩んでいる若年層、お金を持っている傾向にある高齢者層。
この二極化があるのでこういった法令をもってカバーしようとしているわけですね。

思ったのは自分が高齢者の立場だったらどうするかなということ。
私は今でもそこまでお金を使う趣味がないのですが、更に高齢になって仮に潤沢なお金があったとして自分の趣味に注ぎ込むかなあと。
自分が旅行に行くにしてもなにか遊ぶにしても若いころと比べて身体に自由が効かなくなってくるところでもあるので多分、子どものために何か使うような気がするんですよね。

そうやって考えると「教育」っていう大義名分の作り方はなかなかうまいなーと。

こんな書き方をしてますが、別に「使ってもらう」ことが悪いと思っているわけではなく、使ってもらうことによって経済が活性化されるので、そういうきっかけづくりというのはとても重要だと思うんですよね。
お金を持ってても使う意味がなければ何の意味も持たないですし。

子どもの養育に充てることで高齢者の方が充足感を得られるのであればそれはそれで素晴らしいことなんじゃないかと。