(2014/9/17)グーグル、新興国向けスマホ「アンドロイド・ワン(Android One)」をインドで発売

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おはようございます。
本日は企業面から「グーグル、新興国向けスマホ発売」です。

このサイトでもインドの産業についてはピックアップしており、日本企業は進出に「品質」という部分で明暗が分かれていたのですがGoogleはどうなっているのでしょうか。
ニュースから見てみることにします。

 

概要

米グーグルは価格を100ドル(約1万円)程度に抑えた新興国向けスマホ「アンドロイド・ワン」を15日にインドで発売。
基本ソフト(OS)とハードはグーグルが設計、インドの端末メーカー3社(マイクロマックス・カルボン・スパイス)が製造するという流れ。
現地価格では6399ルピー(105ドル程度)からの販売。

元々新興国で100ドルスマホという需要が増えてきていたものの、品質が良くないことが多いことからグーグル側で最低基準を設計したのが「アンドロイド・ワン」計画。

 

機能

紹介されている機能面は以下の通り。

・複数の電話番号を使い分けられる「デュアルSIM」
・FMラジオ
・交換可能な電池

 

今後の流れ

日本のパナソニックや中国レノボ、米クアルコムなど10社も新たにメーカーとして参入。
また販売領域については年内にインドネシアなど6カ国で販売する予定。

 

感想

過去記事:(2014/4/29)日本企業のインド進出〜定着、ハードル高く

過去に日本企業がインドに進出した際の悲喜こもごもを取り扱ったことがありました。
インドに限ったことではないのでしょうが、やはり新興国においては品質面で非常に不安定な部分があるのかもしれませんね。
実際に利益を取ろうと思ったら確実に現地生産しないとよくなさそうですし。ただその現地生産の品質管理が非常に大変という…

パナソニックやレノボなどもメーカーとして参入するとのことですがこれは現地での品質管理がしっかり出来るという自信の裏付けなのでしょうか。
もしそうなのだとしたら(現地からすると)外資系企業が品質をどんどん上げていってそれに負けじと現地の企業も盛り上がっていくーそんな流れができればいいなと思います。

一方で品質を無視した形で低価格路線に突っ走っていってしまうみたいな流れになることも考えられるのでそうなってほしくはないなーと思う面もあり。
そうならないように今回グーグルが「アンドロイド・ワン」計画を立てて実際に販売しているわけですが、さて、どうなることか…

先進国企業は自国でのパイがもう制限されてしまっているので新興国でどのように展開するのかというのが最近の流れになっていますね。
このへんの流れは見ていて非常に面白いです。