9/11にピックアップした記事「シリア化学兵器に対してロシアの提案」の続編です。

流れとしては以下のような感じ。

9/11
ロシア「シリアの化学兵器を国際管理してはどうか」(アメリカの軍事介入を留まらせる意図)

9/14
シリア、化学兵器条約に加盟(突然!)〜化学兵器廃棄合意

 

ロシアに賞賛の声〜自由シリア軍の会見

アメリカの軍事介入を避けたとして、ロシアの外交に賞賛の声が上がっているとのこと。

一方でシリア・アサド政権と対抗している自由シリア軍のイドリース参謀長のコメントが興味深かったので引用。

シリアの化学兵器の廃棄に向けた枠組みでアメリカとロシアが合意したことについて、シリアの反政府勢力として戦っている「自由シリア軍」のイドリース参謀長は、トルコのイスタンブールで14日記者会見し、「われわれはこれを無視する」と述べ、強く反対する立場を明らかにしました。
枠組みの中で、来年半ばまでに化学兵器などを完全に廃棄するとしている点について、「アサド政権は保有する化学兵器などをすでに隣国のレバノンやイラクに移送を始めたという情報もあり、アサド政権に時間稼ぎの機会を与えているだけだ」などと述べ、化学兵器を国際管理下に置くこと自体に疑問を呈しました。
さらに、「国際社会は化学兵器ばかりに目を奪われ、シリアで日々戦闘機による空爆などで犠牲になっている市民のことを忘れている」と述べて国際社会の対応を批判したうえで、流血の事態を食い止めるため、自由シリア軍としてはあくまでアサド政権打倒に向けて戦闘を続ける考えを強調しました。
シリア化学兵器廃棄で米ロ合意 NHKニュース

このへんのバックグラウンドをもう少し探ってみないと背景もわかりにくそう。
ちょっと時間がないので本日はこのへんで・・・