おはようございます。
まさかの「もう5月」ですね。
1年の3分の1が過ぎ去ってしまうというのが実感としてなかなか湧きにくいところですが・・・なんやかんやで1年もあっという間に過ぎてしまうのかもしれません。

さて、本日のニュースは1面から「上場企業3割超す増益」です。

 

概要

2014年3月期の上場企業の経常利益が前期に比べて3割を超えたとのこと。
主に自動車や電子部品などの製造業が全体の増益を牽引している。

 

経常利益とは

無知おじさんらしく「経常利益とは」の部分も解説。

経常利益=営業利益+営業外収益-営業外費用

活用するメリットは、企業活動における成果に対する意識付けを強化することが可能であること。一方、デメリットは、管理部門以外の人材にとっては、会社の財務活動の成果も含まれるために納得感が低い恐れがあること等が挙げられる。
経常利益 とは – コトバンク

「会社の財務活動の成果」というのが「営業外収益」となるってことですかね。
「ケイツネ」っていうのはどこかで読んだ。

 

感想

経常利益のことを改めて振り返ってみると

「あれ、これって純粋に産業として儲ってるって認識を持ってしまうと間違いにならないかな?」

という不安が出てきました。
ものすごく極端な話ですが、営業活動が全くうまく行っていなくても「会社の財務活動の成果」で儲けが出れば経常利益ベースではプラスってことになりそうですもんね。
※経済の知識に明るい方から言わせるともしかするとそんなこともないのかもしれないですが・・・

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あと、今までこのブログでは「上場企業が儲ってても他の会社が儲からないじゃないか」とか「大企業が寡占する状況が生まれてくるのではないか?」という考えを持っていました。
ただ、違う角度からも見られるのだなと思ったのが日本電産の永守社長の言葉。
電子部品業の売上が上がっていることについて「車載用や産業用モーターが成長をけん引」とコメントしています。

これまたものすごく当たり前のことなんですが、大企業が1社だけで仕事をしているわけではないので、そこにまつわる会社も当然儲かる、という仕組みになってきますよね。
となると、上場企業を一旦目安にして経済全体の動きを見るというのは見方としてはものすごく正当な部分を歩んでいるのかなと感じました。

(一方で大企業が自分たちの利益を出すために経費削減として、小さい会社の利益を圧迫させる、なんてことも考えたりもするのですが・・・)