(2014/12/2)パルコ、クラウドファンディング事業に乗り出す。事業家へ資金。

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おはようございます。
本日は「事業家へ資金。パルコ仲介」という消費Biz面からのニュース。
あのパルコがクラウドファンディング事業に乗り出すとのことです。

 

クラウドファンディングとは?

まず言葉の意味から調べてみました。
おなじみWikipedia先生から。

クラウドファンディング(英語:crowd funding)とは、不特定多数の人が通常インターネット経由で他の人々や組織に財源の提供や協力などを行うことを指す、群衆(crowd)と資金調達(funding)を組み合わせた造語である。ソーシャルファンディングとも呼ばれる。
クラウドファンディング – Wikipedia

一般の人から資金調達をする仕組みですね。

このクラウドファンディングにはいくつか型があります。

金銭的リターンのない「寄付型」
金銭リターンが伴う「投資型」
プロジェクトが提供する何らかの権利や物品を購入することで支援を行う「購入型」

この他(この中で言うと「投資型」の中?)に未公開企業の株を購入してもらう「エクイティ型」というのがあり、日本では2015年に解禁となるようです。

 

パルコにどんなメリットがあるのかを考えてみた

こういうブログをやっているせいか最近はどんなメリットがあるのかを考えるようになりました。

パルコは資金調達の仲介をすることでどんなメリットがあるのでしょうか。

紹介されていたのは「資金集めに成功すれば製作物を自社の店舗で販売したりパルコ劇場で上演させたりして支援する」ということ。
ここは非常に納得ですよね。
「資金集めに成功する≒人々に支持されている(人々が買いたいと思う商品)」なので最初から「ほぼ売れるであろう」商品を当てることができます。しかも自分の店舗で販売することが出来る(場合によっては独占契約もできるのでは…)のだからこれは大きなメリットといえるでしょう。

その商品が当たらなかった時にパルコ的に痛みは出るわけですが、それ以外の出資の部分については一般人がカバーをしているので大きなデメリットはありません。
自社の店舗を持っているからこそのサービス展開ですね。

 

感想

パルコとクラウドファンディングというちょっと異質な組み合わせな感じがしたのですが背景を調べてみるとごくごく自然な流れでした。
このような新規事業に進んでいるのも、ファストファッションに流れていく若者のファッション購入事情が変化してきている背景もあるのだとか。

現在も決して業績が悪いわけではないようですが早い段階で次の手を打っておくというのはビジネスの姿として見習いたい部分ですね。