おはようございます。
本日の日経の一面より「GE、日本で認知症研究」です。

 

そもそもGEって?

GE:ゼネラル・エレクトリック

Wikipediaによると以下の通り。

ゼネラル・エレクトリック(英語:General Electric Company、略称:GE、NYSE:GE)は、世界最大のコングロマリット(複合企業)である。本社はアメリカ合衆国コネチカット州。ダウ平均株価の構成銘柄のうち、1896年5月26日の算出開始以来唯一残存している企業である。
ゼネラル・エレクトリック – Wikipedia

コングロマリット!
事業を見てみたところ

航空機エンジン、医療機器、産業用ソフトウェア、鉱山機械、鉄道機器、火力発電用ガスタービン、原子力[8]、油田サービス、天然ガス採掘機器、水処理機器、化学プロセス、各種センサ)、家庭用電化製品(LED照明、白物家電、スマートメーター)、金融事業(法人向けファイナンス、不動産ファイナンス、各種リース、銀行、信販)など幅広い分野でビジネスを行っている。

かなり手広く行っているみたいですね。
あのジャック・ウェルチが1981〜2001にかけてCEOに就いていたとのことで、こりゃ相当有名なんだろうなーと(汗

 

今回のニュースの概要

そのGEが青森の弘前大学とアルツハイマー型認知症の発見や予防に乗り出すとのこと。
弘前大学が持っている青森県民の健康データ等を分析研究するとのこと。

 

気になった部分

新聞に掲載されていて気になったのは以下の二点。

・認知症の患者は世界で約3600万人、経済損失は90兆円
経済損失?

・個人の了解を得た上でビッグデータ解析を活用
→これはなんというか「そうなのか」しか言いようがないんだけど、なんか「ビッグデータ解析」って言葉がひとり歩きしている感じがあるなーとw

経済損失について調べてみたところ、このへんが参考になりそうでした。

認知症の経済損失は既に5兆円。さらに迫る高齢化|ロバスト・ヘルス

かつて厚労省の認知症対策室に、介護保険の中で認知症の対策・ケアに直接必要とされて額がいくらぐらいになるのか、推算をお願いしたことがございます。色々な積み上げの中で認知症に直に関わる分の算出は難しいと思われましたが、無理に試算いただいたところ、大体半分ぐらいは認知症の方のケアに大きくかかわる支出と言えるのではないかということでした。4兆円となるとものすごく大きな額です。さらに家族の方が介護をされるために就労できないというような分を含めた経済損失は、さらに大きいだろう考えられます。

なるほど。
介護保険の中で実際に認知症のために使われる部分と、家族が介護で就労できないという部分の2点が中心として考えることができそうですね。

「経済損失」という言葉にドキリとしてしまったのですが、こういう視点からも見ることが出来るのですね。