おはようございます。
昨日関東では比較的大きめな地震がありましたね。
私も関東在住なので驚いて目を覚ましました。

それを受けて・・・ではないかと思いますが、本日は一面より「企業の地震保険料上げ」です。

 

企業向け地震保険とは?

その名の通り企業向けの地震保険。火災保険の特約として加入可能。
一般の家庭用保険と比較すると割高になるため加入をためらう中小企業が多い。

また家庭向けでは国が再保険を受けており、企業向けは損保が自らの判断で引き受けるかどうかを決める。
家庭向けは最終的に国が受け持ってくれるけど、企業向けは保険の会社で完結する、みたいな感じですかね。

 

今回の概要

南海トラフ地震のような大地震が起こった時の被害想定が従来の想定より上回ってきているため、保険料の値上げを実施。

今更なんですが、南海トラフ地震についてもよく分かっていなかったので調べてみたところ、朝日新聞の特集が詳しく説明していました。視覚的にもわかりやすい。

南海トラフ地震の被害想定:朝日新聞デジタル – ニュース特集

(南海トラフ地震とは)

静岡県の駿河湾から九州東方沖まで続く深さ約4000メートルの海底のくぼみ(トラフ)。海側の岩盤が陸側の岩盤の下に沈み込む境界にあり、過去約100~150年の間隔でマグニチュード(M)8前後の地震が繰り返し起きてきた。東日本大震災を受けて国は1000年に1度の「考えうる最大級」を対象に被害想定の見直しに着手。M9.1の地震が起きた場合、最悪ケースで死者約32万人、負傷者が約63万人、建物の全壊が約239万戸に上る。3000万人超が断水に見舞われ、2700万軒超が停電。経済的損失は約220兆円と見込まれている。

ずーっと関東圏に甚大な影響があるものなのだと思っていたのですが、どちらかと言うと中京から西側に大きく影響が出てくるのですね。被害想定なども算出されています。

 

感想

この手の災害が起こった時にそもそもこの地震保険ってちゃんと機能するのかなと。
まあそこが懸念されているからこそ値上げもするのだと思いますが。

あとはそもそも災害がここまで甚大に起こった時にビジネスというのはきちんと動くのかということ。
これは動くのかな。日本全土が災害の影響を受けるわけでもないので。

地震保険は起こるかわからない将来の災害に対してお金を払うものなので、現時点では企業の負担がどんどん増えていくだけですが、昨日のような大きめの地震があるとちょっと不安にもなってしまいますよね。
個人的には余程の大企業ではない限り、不要なのかなという気もします。
ここまで大規模になるとまず生死を考えなくてはいけないことになると思うので。

とはいっても経営者視点では全く違う考えになるのかな。