(2014/8/25)バス運転手が足りない。増便断念や休日減少続々

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おはようございます。
本日もいくつか気になるニュースがあったのですが、ピックアップするのは地域総合面より「バス運転手が足りない」です。
以前より運転手不足はささやかれていましたが実際にどんなものなのかを見てみることにします。

 

概要

バスの運転手が全国的に不足しており、増便の断念や運転手の休日減少につながっている。
また行楽シーズンなどの観光バスもギリギリで運用しているところが多くなっているとのこと。

そこで各社が取っている対応は以下のようなもの。

・新卒採用
→元々大型二種免許が普通免許を取ってから3年経たないと取得できないものだったので18歳で免許を取っても高卒者を採用しづらい環境にあった。
→採用後に免許を取得してもらうような形にして、免許の費用を肩代わりする制度なども設置。

・女性採用拡大
→路線バスは勤務の定時制があるため既婚女性も働きやすい。
→地方の女性は自動車を運転する機会が多いので運転業務に違和感を持たない傾向にある。

・定年の引き上げ
→60歳から65歳に引き上げ。定年を延長する間に若手を育てる。

人手不足については「公益社団法人日本バス協会」からも資料が出ている模様。
『運転者不足問題』に対する今後の対応方策について(PDF)

見た感じ運転手も縮小しているものの、輸送人員もだいぶ減ってますね。

 

感想

個人的にバスを利用する機会があるのは旅行の時です。
私は運転免許を持っていないので、旅行に行った際に移動しようとなるとどうしても地元のバス(かタクシー)になります。
地方の観光所のバスに乗って思うのは恐ろしく乗員数が少ないことありますよね。
旅行者としては非常に便利なんだけど、経営は大丈夫なのだろうかとちょっと心配になってしまいます。

あと今回の記事を読んで気になったのが「休日が減少」といったところ。
人材不足の最も良くないスパイラルで、人材が足りないから残った人員が苦労するというものですね。
色々な業界でこのようなことが起こっているけども、バスの業界だと人の命に関わることがあるのでそこが問題。

人材不足で言うと飲食業界なども言われていますが飲食業の場合は悪くても餓死することなどがない。ただ、バスの場合、人の命に影響があるのでここが深刻。
格安高速バスが事故を起こした時なんかも原因は寝不足によるものだったような気がしています。

業界が人材を確保してうまく運用できるようにしてほしいというのはもちろんなのですが、それ以前にバスの運転手の休日をきちんと確保して安全を保ってもらいたいなというのが正直なところです。
安全性が保たれないと誰も幸せになれないですものね。