おはようございます。
年に2回、成人式と新入社員の入社式に掲載される伊集院静さんのサントリーウイスキーの新聞広告。
新しく社会にでる者にとってグッと心に響く言葉。
そして社会に出て幾年経った者に対しても心に響く。
今回はこのコピーを見てみることにします。
前回(2015年成人式)のコピーはこちら。
(2015/1/12)伊集院静さんのサントリー成人式・新聞広告「むかい風を歩くんだ」
広告コピー全文
「挑め。失敗しても起き上がり、また挑め。」
新社会人おめでとう。
今日、君はどんな職場に立ったのだろうか。
どんな仕事であれ、そこが君の出発点だ。
すぐに目を瞠るような仕事をしなくていい。
本物の仕事はそんな簡単なものではない。
すぐに役立つものはすぐに役に立たなくなる。
それでも今、君たちに社会の皆が大いなる期待をしている。
どうしてだかわかるか。それは新しい人でなければ新しい道は
ひらけないんだ。そのことは私たちの歩んできた道を振り返ればわかる。
百の新しい道には百の歩み方があった。
しかし共通していた点がひとつある。
新しい人が、毅然と、困難なものへ挑んだことだ。
何度も失敗を繰り返したんだ。でもあきらめなかった、
挑め。失敗しても起き上がり、また挑め。
失敗をおそれるな。笑われても、誹られても、挑め。
困難に立ちむかう人間の生き方の中には真理がある。
己のためだけに生きるな。仕事は誰かのためにやるものなのだ。
それが仕事の品性だ。生きる品格だ。
疲れたら、夕暮れ、一杯の酒を飲めばいい。
酒は、打ち砕かれたこころをやさしく抱いてくれるものだ。
一杯がこころを抱いてくれる。
伊集院静
感想
やっぱりとてもいいですね。
新社会人の皆様にはこれを読んでグッと気を引き締めてもらいたいのと、私はこれを読んで改めて気の持ち方を変化させて今日からの仕事に新たに挑みたいものです。頑張ろう。