(2014/11/11)投資ファンドのインテグラル、ヘアカット「QBハウス」を買収

biyou

おはようございます。
今日は一面が日中会談だったり、エバーノートと日経が提携だったり時事的には非常に話題になっているものが多かったのですが、今回ピックアップするのは企業面から。

投資ファンドのインテグラル、ヘアカット「QBハウス」を買収、です。

よく理容界でブルー・オーシャンを開拓した事例として紹介されるQBハウス。
今回どうして買収されるまでに至ったのかを調べてみました。

 

QBハウスの経営体制

今回のニュースはここを読み解いていかないと始まらないのでまず概要から。
当然Wikipedia先生の出番なんですけどね!w

引用部分は「キュービーネット – Wikipedia」を参照

キュービーネット株式会社(QB Net Co., Ltd.)は、ヘアカット専門店(理容所および美容所)のQBハウスを運営する日本の企業である。

ここまではまあ普通の話。
で、2011年7月。

株式会社ジャフコ・エスアイジーNo.11が、(初代)キュービーネット株式会社を吸収合併し、(二代目)キュービーネット株式会社に商号変更。

このジャフコってところが吸収合併しているのですね。
その吸収合併している「ジャフコ」ってなんぞやという話になるのですが。

株式会社ジャフコ(英: JAFCO Co., Ltd.)は、日本最大のベンチャーキャピタル。東京都千代田区大手町一丁目5番1号に本社を構える。東京証券取引所第一部上場。ベンチャー投資及びバイアウト投資(企業買収)を手掛けている。日本を代表する投資ファンドの一つ。また、国内での投資の他北米(シリコンバレー)、中国(北京、上海)、台湾、韓国、シンガポールに拠点を持ち、グローバルな投資活動を行っている。
野村證券系であり、国内で現存する民間最古のベンチャーキャピタルでもある。
ジャフコ – Wikipedia

ベンチャーキャピタル(VC)とのこと。
今はそのVCに買収されている状態ということですね。

 

今回の動き

今回はジャフコがQBハウスの売却先を探しており、ちょうどそこに投資ファンドのインテグラルが名乗りを上げたというもの。
というか、今ベンチャーキャピタルと投資ファンドって何が違うの?というレベルなので調べてみます。

若干あやふやな部分もありそうですがこのへんは「教えて!goo」の以下の回答が参考になりそうです。

ベンチャーキャピタルというのはベンチャー企業に投資をし、成長したら株式を売却して利益を得る会社のことです。
投資ファンドというのは投資を行うために色んな人からお金を集めた箱のようなものです。
投資ファンドというものは手段の1つであって、必ず運営者がいます。
その運営者がベンチャーキャピタルであったり、投資信託会社であったりするわけです。運営者が違うと投資対象も違います
ベンチャーキャピタルと投資ファンドの違いは? – 資産運用・投資信託 – 教えて!goo

これは物凄く納得のいく表現ですね。
QBハウスの業績が云々ではなく、元々VCがそういう機関なので「QBハウスは成長をした、だから売却」といった感じなのですね。

実際公式サイトの来客数を見ていると右肩上がりなのは確認できます。

会社実績|キュービーネット株式会社

最初、この数値が累計なのかな?と思ったものの、沿革のところに「国内外の年間ご来店お客様数が1,700万人を突破」と記載されているので年間の推移データと考えて間違いないでしょう。
集客数がそのまま業績につながっているかどうかは不明瞭な部分がありますが一つの指標として見ても良さそうです。

買収後には欧米への積極的に出店を支援するとのことで、株式上場などの収益も検討しているみたいです。

あまりこういう会社の買収・売却の流れとかを調べたことがなかったので面白いですね。
「買収」と一口に言っても業績が悪いとかそういう話に直結するわけではないんだなーとか。

完全に小学生みたいな感想ですがw